

ユーママです。
赤ちゃんは、毎日うんちを出すこともあれば、数日出ないこともありますよね。
毎日うんちが出ないと「便秘かも」と心配になるママも多いと思います。
また病院に行く症状なのかどうか、判断が難しいこともありますよね
今回は赤ちゃんの「便秘」について、症状から対策までご紹介します。
- 赤ちゃんの便秘とは
- 病院にいくべき症状について
- 便秘になる時期と原因について
- 赤ちゃんの便秘対策
便秘改善には、便をためないことが大切です。
赤ちゃんの便秘のサインを見逃さず、早めに対処するようにしましょう。
赤ちゃんのうんち 何日でていないと便秘?
この記事の目次

うんちが何日も出ていない、おなかが張っているような気がする・・・
赤ちゃんの場合、「何日出ていないから便秘」のような定義はないそうです。
赤ちゃんの腸は未発達で排便のペースが一定ではありません。
排便のペースには個人差があり、週に1回のうんちでも元気な赤ちゃんもいます。
うんちが数日でていなくても、赤ちゃんが元気そうであれば、
過剰な心配をする必要はないようです。
こんな症状が出ていたら便秘かも

うんちが数日出ていない場合、便秘の目安となる症状があります。
当てはまる症状がある場合は、便秘の可能性が高いと言えます。
- いつもよりうんちやおならが臭う
- うんちが少量・固い
- 下腹部(左)がいつもよりはって固い
- 機嫌が悪くてよく泣く (うんちが出れば機嫌が治る)
- 母乳やミルクを飲む量が普段より減っている
排便のペースは個人差があるので、毎日出る子、2~3日に1回の子など様々です。
便秘の症状があっても、元気で食欲があるようなら、
すぐに病院に連れていく必要はありません。
まずは様子をみながら、おうちで便秘改善の対策をしてみましょう。
赤ちゃんの便秘 病院にいく目安とは?

しかし下記のような症状があれば病院を受診しましょう。
- ぐったりしていて、熱や嘔吐がある
- うんちの時に痛みがあり泣く
- うんちを出すとき出血するほどの固いうんち
- お腹がぱんぱんに張っている
- 生まれた直後からずっと便秘気味で改善しない
赤ちゃんが元気に過ごしている場合も、1週間以上うんちが出ない場合は、
病院で相談してみましょう。
また上記の症状以外で、不安な症状がある場合も早めに病院を受診してくださいね。
赤ちゃんが便秘になりやすい時期と原因について

赤ちゃんは腸が未発達なので、便秘をしやすいものです。
その中でも成長する段階で便秘になりやすい時期があります。
赤ちゃんの便秘「新生児」
このころの赤ちゃんは、ほとんどの時間眠っているか仰向けで寝ています。
そのため、運動不足が原因で便秘になりやすい時期です。
母乳よりもミルクを飲む赤ちゃんの方が便秘になりやすい傾向があります。
赤ちゃんの便秘「生後2~3か月」
生後2~3か月になると、突然便秘になることがあります。
このころは、赤ちゃんの腸が成長し、うんちの回数が減る時期です。
成長の過程で自然に起こるものなので「生理的な便秘」と言われることもあります。
赤ちゃんの便秘「生後6か月頃」
離乳食が始まる生後5~6か月は、便秘になりやすい赤ちゃんが多い時期です。
- 母乳やミルクを飲む量が減り、水分不足となる
- 固形物を食べうんちが固まりやすくなるが、うまく力めない
離乳食をきっかけに、便秘が始まる赤ちゃんもいるほどです。
赤ちゃんの便秘「生後10か月頃」
離乳食後期から完了期は、消化能力が高まり、うんちは大人に近づきます。
うんちの量や回数が定まってくる時期です。
この時期は、日中の遊び方や睡眠のリズムが排便に影響してくることも。
食べ物の影響だけでなく、生活スタイルが原因で便秘になることもあります。
赤ちゃんが便秘になる原因は、成長の段階で異なります。
生後2~3か月頃の生理的な便秘の場合は、特に心配はいりません。
食べ物や水分不足などが原因である場合は、早めの対策で解消してあげましょう。
赤ちゃんの便秘 対策や解消方法について


どんな対策があるのか知りたい!
赤ちゃんが便秘になっていたり、なかなか改善しないとなんとかしてあげたくなりますよね。
まずは自宅でできる対策を試してみましょう。
- 水分補給
- 離乳食や食事
- マッサージ
- 綿棒浣腸
- ミルクを変えてみる
赤ちゃんの様子を見ながら、無理のない範囲で試してみてくださいね。
対策について下記の項で詳しくご紹介します。
赤ちゃんの便秘対策「水分補給」

水分不足が原因となり便秘になることもあります。
母乳育児の場合、母乳の量を増やす
母乳育児の場合、どれくらいの量を飲んだか分からないため注意が必要です。
母乳量を確認するため、定期的に赤ちゃんの体重を測りましょう。
体重が増えていれば、母乳が足りていることが分かります。
水分を与える
離乳食が始まると、水分をとる機会が減り便秘になることも。
母乳やミルクが減った分、白湯や麦茶などで意識して水分をとりましょう。
果汁や砂糖水を飲ませる
糖分を含むものは、便を柔らかくする働きがあります。
りんごや柑橘系の果汁、砂糖水など、3倍に薄めて飲ませます。
しかし飲ませすぎには注意が必要です。
多くても月齢×10ccを一日量として飲ませるようにしましょう。
オリゴ糖を飲ませる
オリゴ糖は、腸内の善玉菌を増やし、腸の活動を元気にしてくれます。
粉末状のオリゴ糖を粉ミルクや白湯に混ぜて与えます。
赤ちゃん向けのものもあるので、使用料を守って与えるようにしましょう。
- 母乳育児の場合、母乳の量を増やす
- 水分を与える
- 果汁や砂糖水を飲ませる
- オリゴ糖を飲ませる
赤ちゃんの便秘対策「食べ物」

離乳食が始まっている場合は、食べ物から解消することもできます。
食物繊維が多い食べ物をとる
食物繊維は、腸内のバランスを整え、腸の動きを活発にする働きがあります。
さつまいも、バナナ、りんご、いちご、柑橘類、
ほうれん草、大根、人参、キャベツ、ブロッコリーなど
食物繊維を含む食物を積極的にとりましょう。
ヨーグルトを食べさせる
離乳食を始めたばかりの場合は、ヨーグルトがおすすめです。
乳酸菌が便通をよくしてくれます。
- 食物繊維が多い食べ物をとる
- ヨーグルトを食べさせる
赤ちゃんの便秘対策「マッサージ」

赤ちゃんが痛がったり、嫌がる場合は無理せずまたの機会に試しましょう。
お腹のマッサージをする
赤ちゃんのおへその上に手を置き、”の”の字を描くようにマッサージします。
力はいれずに撫でるようにするのがポイントです。
手が滑りやすいようにベビーオイルをつけて行うとやりやすくなります。
お腹全体をやさしくマッサージしましょう。
お腹を刺激する
赤ちゃんを仰向けに寝かせた状態で、両足首を持ち上げます。
持ち上げたまま、自転車をこぐように動かしましょう。
太ももがお腹につくようにすることで、お腹を押して腸を刺激します。
- お腹のマッサージをする
- お腹を刺激する
赤ちゃんの便秘対策「綿棒浣腸」

食べ物やマッサージで改善しない場合、お尻に刺激を与えるのも効果的です。
赤ちゃん用の綿棒にベビーオイルなどをつけ、
綿棒の先がお尻の穴に入る程度入れて刺激をします。
入れたら優しく円を描くように動かします。
綿棒浣腸は、すぐに効果がでることがあります。
そのため替えのおむつをスタンバイしてから始めましょう。
優しく行うのであれば、毎日行うことも可能です。
赤ちゃんの便秘対策「ミルクを変えてみる」

ミルクを飲む赤ちゃんは、母乳を飲む赤ちゃんに比べ便秘になりやすい傾向があります。
市販のミルクは、各社各製品によって成分が若干異なっています。
そのため、赤ちゃんによっては便秘になったり軟便になることがあります。
粉ミルクを変えたら便秘が解消した赤ちゃんもいるようです。
赤ちゃんの便秘対策に粉ミルクを変えてみるのもいいかもしれません。
赤ちゃんの便秘 病気が隠れていることも
排便ペースには個人差がありますが、生まれつき病気があった場合、
それが便秘の原因になることもあります。
上記で既に書きましたが、このような症状がある場合は、病院を受診するようにしましょう。
- ぐったりしていて、熱や嘔吐がある
- うんちの時に痛みがあり泣く
- うんちを出すとき出血するほどの固いうんち
- お腹がぱんぱんに張っている
- 生まれた直後からずっと便秘気味で改善しない
赤ちゃんの様子が普段と違う場合も、すぐに病院で相談するようにしてくださいね。
<まとめ>赤ちゃんの便秘対策は早めに
赤ちゃんは腸の機能や排便する力が未熟なので、排便のペースが定まっていません。
そのため「何日もうんちが出ない」ことも。
便秘を放置すると、便秘がさらに悪化してしまうこともあります。
便秘改善には、腸に便をためないことが大切です。
可能であれば、1日1回出せるようになるといいですね。
少しでも快適にうんちが出せるように、早めに対策をとるようにしましょう。