
夜泣きの原因は体内時計が関係している
この記事の目次

夜泣きが酷くなったのは、5カ月目ぐらいからでした。
私自身も、まとまった睡眠時間が取れずストレスを感じる事もしばしば。
今回は、その当時調べて実践した夜泣き対策で、体内時計を整える方法を3ステップでご紹介します。
同じように、赤ちゃんの夜泣きに悩んでるママさんの助けになればと思います。
☑赤ちゃんの起床時間を見直してみる
☑お昼寝は決まった時間に寝かせよう
☑寝る時間も意識して生活しましょう
夜泣きは体内時計が密接に関わってる

まず、体内時計について簡単に説明します。
人間は皆、体内時計を持ってます。
これは、一日を24時間と少しの周期で体感していて、大人になれば誰でも機能している物です。
きっちり24時間でない所が重要なんですが、これは日光を浴びる事で毎回リセットされてるんですね。
これにより、自然と毎日決まった時間に目が覚め、同じような時間に眠くなるんです。
しかし、生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ体内時計が整っていません。
赤ちゃんの体内時計が整い始めるのは、おおよそ生後6カ月目ぐらいといいます。
個人差が非常にあるので、夜泣きの頻度、内容は千差万別ですが、改善に共通しているのは、しっかりと親がサポートして体内時計を整えてあげる事なんです。
それでは、順にみていきましょう。
[体内時計を整えるSTEP1]赤ちゃんの起こし方と起床時間について

大事な事は、とにかく朝7から遅くても8時までには起こしてあげることです。
前の日の晩、どんなに夜更かししていてもです。
ママさんが朝弱いと言う方でも、今は赤ちゃんの成長に重要な時期と割り切って、なんとか頑張って起きるようにしましょう。
赤ちゃんの起こし方のコツ
起こし方にもコツがあります。
いきなり抱っこして起こすのではなく、先ずはカーテンを開けて部屋に日光を取り込む様にしてください。
日光を浴びると言う事で、体にスイッチが入ります。
もし、ここで自然と目が明かなかった場合は、「おはよう」と優しく声で起こすようにします。
それでも起きなければ、体をゆすってみて様子を見ましょう。
抱っこはすぐにしないこと
抱っこをするのもまだ早いです。
目を覚ました赤ちゃんが、状況を確認する様に周りを見渡した後、やさしく抱っこしてあげてください。
そのあと初めておむつ替えや、お着替えをして、体感的にも朝が来たんだと分からせてあげるようにします。
声をかけながらやりましょう
このSTEPで大事な事は、必ず声をかけながらすべての工程を行う事です。
カーテンを開ける際には「朝だよー」等と話しながら開ける事です。
「おはよう」と声をかける事も、実は結構大事な行為なんです。
何もない状態から起こすのではなく、聴覚から朝が来たんだと分からせることに繋がるんですね。
おむつ替えや、お着替えも一緒です。
「おむつ替えようねー」とか、「今日はこれ着ようかー」と、これから何をするかを明確にしてあげる事が大事です。
そして、これを暫くの間習慣化しましょう。
一日二日行ってやめるのではなく、長期的に毎日実践する様にしてください。
これにより、赤ちゃん自身も朝のルーティンが分かってきます。
その結果、夜泣きに大きく関係していると言う朝の過ごし方が、スムーズに行えることに繋がります。
起きたらすぐに抱っこするのではなく、ワンテンポ置いてから。カーテンを開ける際や、おはようの挨拶はしっかりと声を出しながらおこないましょう。
[体内時計を整えるSTEP2]お昼寝の時間もルーティン化してみましょう

便宜上お昼寝としていますが、厳密には赤ちゃんにとって「朝寝「昼寝」「夜寝」と三つに細分化できると思います。
目安として、下記の表をご確認ください。
朝寝9時ごろ | 昼寝12時ごろ | 夜寝17時まで | |
生後4か月前後 | 1時間 | 2時間半 | 30分 |
生後6か月前後 | 1時間 | 2時間半 | 30分以内 |
生後8か月前後 | 0.5時間 | 2時間半 | 無くす |
生後10か月前後 | 0.5時間 | 2時間半 | 無くす |
STEP2で大事なのは、自分の赤ちゃんがいつもどの時間にどれぐらい寝るのか把握する事です。
これによって、自然とママさんも毎日赤ちゃんの眠くなる時間に合わせて行動できるようになります。
赤ちゃんによって、全然寝ない子もいますし、この表の時間よりも多く寝る子もいます。
それは、単純に赤ちゃんの個性によるものですので、心配はせずにルーティン化してしまいましょう。
又、いつもなら起きる時間になってもお昼寝や夕寝から起きない場合、優しく起こしてあげましょう。
ルーティン化するためには、心を鬼にして起こすことも大事です。
全ては赤ちゃんの健やかな成長のためと思うようにしてください。
更に、主に日中の過ごし方に関わってくるこのSTEP2では、細分化して重要なポイントを2つほど挙げます。
以下を確認してみてください。
Point1、朝寝の後はなるべく外出をしましょう
朝7時ごろに起きた赤ちゃんは、大体2時間後の9時ごろに朝寝をすると思います。
朝寝から起きた後は、なるべく毎日お外に連れ出してあげましょう。
これは、日光を浴びてもらう事がねらいです。
人間は、午前中の日光を浴びる事で、メラトニンと言うホルモンの分泌を促してくれます。
このメラトニン、夜になると眠気を誘発するホルモンなんですね。
赤ちゃんも一緒で、朝のうちにメラトニンを分泌させておくと、夜グッスリ眠れるようになります。
Point2、遊びの一つ一つは赤ちゃんにとって運動です
大人も昼間運動すると、夜グッスリ眠れる事がありますよね。
赤ちゃんの場合、おもちゃを手に取ったり、足を伸ばしたり。こう言った些細な行動も全て運動になっています。
ママさんたちは普段どのようなあやし、遊びをしていますか?
笑顔を引き出すような、明るい声で触れ合ってると思いますが、体内時計を整える事に関連しているのはリズミカルな遊びをする事です。
歌に合わせて赤ちゃんの手を取ったり、マッサージを音楽に合わせて行うなど、リズムを体感させてあげる事が大事なんです。
赤ちゃんは、こうして運動を通じ疲れを感じると、脳内からセロトニンと言う物質が分泌されます。
これは、先ほどのメラトニンと密接に関連していて、夜にかけて眠気を誘ってくれます。
リズムを感じさせる事も、赤ちゃんにとっては立派な運動になりますから、積極的に接して程よく疲れを感じさせてあげましょう。
一日の流れをルーティン化することで、赤ちゃんも生活のリズムが出来上がってきます。しっかり遊び=運動させて、ゆっくり眠れるようにしてあげましょう。
[体内時計を整えるSTEP3]就寝時間を予感させてあげましょう

最後のステップになりますが、ここでは寝る前の行動を見てみたいと思います。
赤ちゃんの生後にも左右されますが、現在既に夜7時や7時半に寝ている場合はそのままでもオッケーです。
体内時計を整えるためには、よる8時以降は起きていない事が重要なんですね。
そのためにママさんがサポートしてあげる事は、お風呂や夕食、着替えなどすべてこの時間までに終わらせておく必要があります。
パパさんの帰りを無理に待たないこと
よくある事ですが、パパさんが仕事から帰ってくるまで赤ちゃんを起こしている家庭は多いです。
パパさんも、赤ちゃんの顔を見る事が一日の疲れを癒す一番の秘訣とは思いますが、これも場合によっては我慢してください。
とにかく夜8時までには寝かしつける事を最優先に考えてください。
そしてママさんにお願いしたい事は、赤ちゃんが眠りにつく30分前は、しっかりと寄り添ってあげて、毎日の決まり事をするようにしてください。
うちの場合、大体7時半にお風呂を上がって、その後30分は一緒に絵本を読むようにしました。
内容はまだ理解できていないと思いますが、絵本を読むと言う行為そのものが赤ちゃんにとって儀式の様な物に感じさせる必要があるんですね。
これも毎日の習慣化にしましょう。家事などはそれまでにひと段落させておくのがベストです。
部屋の明かりも少し暗くして、視覚的にも夜が訪れた事を分からせてあげると効果的です。
赤ちゃん自身に「あ、もう寝る時間だ」と認識させる事が大事なので、ゆとりをもって30分間接してあげましょう。
夜泣き対策の体内時計づくりは夫婦で協力しましょう

最近話題になっている夜泣き対策方法で、放置すると言う物もありますが、生後6か月前後の赤ちゃんの場合、まず体内時計が整ってるか見てあげてください。
[関連記事]→夜泣きの辛さいつまで?授乳や放置で対策ここまで3STEPで体内時計の整え方を書いてきましたが、ご家庭によっては実践が難しい状況も出てくると思います。
まずは、ママさん一人で思い悩まずにパパさんの協力を可能限り仰ぐようにしてください。
そして、パパさんは普段子育てを頑張ってるママさんを少しでも楽させてあげるイメージで協力してあげると長続きすると思います。
そうして赤ちゃんに一日のルーティンを認知させれば、夜泣きは大分緩和されると思いますよ。