

息子が生まれて1年。
子育ては本当に大変だと身をもって経験しました。
今思うとほほえましい事ばかりなのですが、よくよく思い出してみると結構つらいこともあったなぁと。
生まれた翌日から生活が一変するので、目の前のことをこなすのにとにかく必死でした。
世のママさんを心から尊敬致します。。。
今回は息子が1歳になるまでの成長と、子育てを通して気づいたことについて書きたいと思います。
息子誕生!子育て開始
この記事の目次

息子が誕生し、私はママになりました。
病院のコット(赤ちゃん用のベット)でふにゃふにゃ動くこの赤ちゃんが、自分の息子なんだと思うと嬉しくてたまらなかったです。
この耳の形はパパかなぁ、この足の爪は私に似てるなどなど。
生まれたばかりの息子を観察してはにんまりする日々。
ほとんど寝ているし、手足はシワシワでおじいちゃんのような姿の息子ですが可愛いかったなぁ。
それに誰にも教わってないのに、ちゃんとうんちもおしっこもするし、あくびも出来る。
お腹の中で練習してたんでしょうかね。
すごいですよね。
母乳育児で頑張りたかった

当たり前ですが、出産後はいきなりママなんですよね。
おむつを替えたり、2時間おきにおっぱいをあげたり、心はママになれるのですが、体はすぐに順応できず。
私の場合、母乳がなかなか出ず、悲しくなったことが何度もありました。
出産したら自然に出るものだと思っていたのですが、乳首をマッサージして乳腺を開通させる必要があり、母乳がスムーズに出るまでに数日かかってしまいました。
そのためミルクをあげることになって、ママになることに不安を感じてしまったのをよく覚えています。
(母乳育児をするつもりだったのでミルクは想定外でした)
なんとか退院前日に出るようになったのでホッとしたのですが、退院時の息子の体重は出産時より減ってしまいました。
里帰り出産で母と衝突

退院後は母乳がスムーズに出るようになり、息子はどんどんおっぱいを飲むのが上手になってきました。
寝てばかりですが、たまに寝ながら笑ってくれることも。
新生児微笑。ほんと癒されますね。
私は里帰り出産だったのですが、母と私で育児に対する考えが違い、大変な思いをしたんです。
母の育児は私の子育ての時のままなので、ここ30年で変わった育児のあれこれが更新されていないんです。
(例えばお風呂上がりの白湯や抱き癖について)
ですが母は育児経験者です。
新米ママの私が昔と今の育児の常識の違いを伝えるのは難しく、何度も言い争いをしました。
今となっては笑って話せますが、当時は本当につらかったです。
毎日泣いていました。
祖父母手帳の存在
産後のホルモンバランスの乱れのせいもあったと思います。
母との関係が悪くなってしまい、産後24日目にして里帰りを終えることにしました。
(距離を置いたことで母との関係は改善してます♪)
そんなこともあり、息子は生後24日目に飛行機に乗ることになりました。
後々知ったのですが、世代間の子育てのギャップを改善すべく
「祖父母手帳」というものがあるんだそうです。
自治体で発行している地域もあるみたいですよ。
この存在を産前に知っていたら、母と揉めることはなかったかもしれないですね。
子育てについて、事前に歩み寄っておきたかったです。
昼間のワンオペについて

里帰りから戻り、昼間は一人で子育てです。
日中は家事をしながら、息子が気になって脱線してばかりでした。
- 布団がかかってないかな?
- 寒くないかな?
息子の体重は1か月で出生時の2倍ほどに。
木の枝のように細々とした手足も徐々にブニっとしてきて、赤ちゃんらしくなってきました。
この時期が一番、体と顔に変化があったように思います。
しゅっとした顔がまん丸になりましたよ。
丸顔の遺伝子は、しっかりママから受け継がれたようです^^
ママ友ができた!

私の住む地域では、産後3か月ほどして助産師さんが開催する子育て教室がありました。
悩み相談や、産後のストレッチを教えてくれる有難い教室です。
なにより同じ時期に出産したママ達と出会う機会になります。
出産して3か月は、ほとんど家から出ない生活だったので(冬だったこともあり)日中は赤ちゃんと二人っきり。
人と話すと元気になれますよね。参加してよかったです。
ママ友も出来て、今でも仲良くしてもらってます。
ご近所で子育てをしている人がいるのは心強いですよ。
初めての子育てで不安だったので、ママ友の存在は救いでした。
ささいなことでも誰かと共有できることが嬉しいんですよね。
- 一日何回授乳してる?
- 予防接種は行った?
- どこの小児科がいいかな?
それに子供同士がたわむれるのもカワイイ。
息子以外の赤ちゃんに会えるのも楽しいんですよ。
素敵なママさんに恵まれたおかげで、不安だらけだった子育てにパッと光が。
子育て教室には本当に感謝しています。
寝かしつけはどうだったか

息子は寝つきが悪く、寝かしつけにとにかく苦労しました。
夜になるのが億劫に思っていた時期もあったくらいです。特に2か月目から6か月目あたりまでですかね。
抱っこして何時間もゆらゆら。
寝たと思って布団に置くと泣くんですよ。俗に背中スイッチと言われてるあれです。
寝かしつけの本も何冊も読んで試行錯誤したのですが、うまくいかないことばかりでした。
寝かしつけできても1時間したら泣いて起きるを繰り返す時期もあり、ヘトヘトになる事も。
私自身、何度も泣いたし、毎晩旦那に八つ当たりをしたもんです。
育児に疲れていっぱいいっぱいだったんだと思います。
自分に言い聞かせてなんとか毎日頑張りました。
7か月目以降はおっぱいで寝てくれたり、息子との付き合い方も徐々に分かってきてそこまで大変じゃなくなったんですけどね。
私の中で寝かしつけは苦労した育児ナンバー1かもしれないです。
夜泣きも大変だった

寝かしつけの次に大変だった育児は夜泣きです。
夜泣きというか、寝かしつけて数時間もすると泣いて起きるんです。
泣き声は大きく、長いこと泣き止まないので、どこか痛いのか心配したこともあったほどです。
これが毎晩続きました。
そして寝かしつけをしての繰り返し。
泣くのは赤ちゃんだし当たり前だと分かってはいても、2~3時間おきに泣くのが約1年も続くとさすがに疲れます。
特に9か月頃が、最もひどかったんじゃないかなと。
お腹が減っておっぱいが飲みたいというよりも、口寂しくて泣いていたみたいです。
1歳を前に卒乳をしたのですが、卒乳をしたら夜泣きは全くなくなったので。
出産してから卒乳するまでは3時間以上寝たことはありませんでした。
今思い返してみると夜泣きが大変だったのではなく、寝不足がきつかったのかもしれないです。
寝不足だとイライラしたり、余裕がなくなりますよね。やはり睡眠は大事だと痛感しました。
とはいってもなかなか子育て中に休める時間なんてないですけど。
産後の体調不良

産後は体調不良に色々と悩まされました。
目が痒くて、目やにと涙が止まらない時期があったり、頭痛や微熱が続く時期もありました。
そしてアレルギーが出たことも。
授乳中は薬が飲めないので、治るのに時間がかかりきつかったです。
体調が悪くても日中は子供を見ていないといけないので、休むに休めないですしね。
寝不足で体力が落ちていたことが原因かもしれないです。
産前はとにかく元気だったので、産後に、こんなにも不調が続くとは思ってもいませんでした。
初めての離乳食

料理が苦手なので離乳食は少し億劫だった私。
生後6か月の終わり頃に、地域の離乳食講座があったので、それを受けてから離乳食を始めました。
少し遅めのスタートかもしれませんね。
10倍粥なんて初めて聞きましたし。
もちろん作り方も全く分からず、逐一調べては、時間をかけて作っていました。
だし汁も作ったことなくて(普段は調味料を使ってますので。。)、かつお節や昆布を買ったのも離乳食を始めてからです。
離乳食の本を購入した際に、使用可能な食材リストがついていたので、キッチンの壁に貼って、確認しながら作っていました。
また初めて食べる食材は出来るだけ無農薬なものをと思い、少し高価な食材を使ってみたり。
離乳食の時期だけはちゃんとしなければと思い、自分を奮いだたせて頑張りました。
ストック作りが大変だったはなし
私の中では、ストック作りが大変でした。
2回食、3回食と離乳食が進むにつれ、食べる量も増えるので、ストックが追い付かなくなるんです。
夜な夜な野菜を煮込んだり、お粥を作ったり。
私は料理が苦手な上、効率が悪いためとにかく全てにおいて時間がかかりました。
キッチンに何時間も立っていた時もありましたよ。
市販の離乳食に頼ったことももちろんありますし、「皆こんなに時間かけてるのかなぁ、私だけかなぁ」と不安になったことも。
幸い息子は、苦手なものがなく、もりもり食べてくれるタイプなので作り甲斐がありましたし、心が折れるようなことはなかったのですが。
今は大人のご飯からとりわけ出来るので、前ほど大変ではなくなりましたが、1日に3回は食事を作らなければならないので億劫な気持ちはあります。
一人だとインスタントラーメンでよくても、さすがに息子に食べさせるわけにはいかないですしね。
栄養のことも考えないといけないので、パンだけの時はスープやフルーツをつけたりしてます。
とはいえ、息子が大きくなるにつれ、どんどん適当になっていくんだろうなぁ。
もっと効率よく、テキパキ出来ればいいんでしょうけど。
世の中のお母さん達を本当に尊敬します。そして、料理好きの人が心底うらやましいです。
息子のお肌が心配

少しお肌が弱い息子。
生後2か月頃は、乳児湿疹でほっぺがぶつぶつになってしまいました。
すぐに小児科にかけこみ、塗り薬を処方してもらったのですが、この時期の赤ちゃんにはよくあることだそうです。
薬ですぐに治ったのですが、母親としては少なからずショックでした。
やっと治ったと思っていたら次はよだれかぶれが。
息子はよだれがとても多く、1歳になった今でも毎日スタイを使うほどなんです。
よだれが出るのは元気な証拠と言われますが、まー、よだれが大量で。
何度かよだれかぶれになったのですが、一番ひどい時は、口回りだけでなく、あごの下まで広がってしまい、塗り薬を塗ってもなかなか治らず、苦戦しました。
お医者さんが言っていましたが、よだれかぶれで肌が弱った状態のまま、離乳食を始めると、アレルギーの原因になることがあるそうです。
こまめに清潔なガーゼで優しく拭いたり、ヴァセリンを塗ったり、とにかく必死に対応しました。
おかげで離乳食が始まるまでに元のお肌に戻ったのでほっとしたのですが、私も肌が強い方ではないので、遺伝してしまったのかもしれないです。
赤ちゃんの肌は弱いので、保湿をして肌をバリアすることが大事だそうですよ。
ベビーサインで意思疎通?

子供の成長は本当に早いと思いました。
息子の子育てを通して人間の成長スピードに驚いてばかりです。
出来ることが毎日増えているんですよ。
今は単語の意味を理解して発してみたり、行動してみたり。
1週間前まではつかまり立ちだったのに、もうヨチヨチ歩けるまでになりました。
1年前では考えられない成長です。
物を目で追うことも物を握ることもできなかったなんて信じられないですよ。
息子は寝返りもずりばいものんびりペースだったので、赤ちゃんの期間をたっぷり楽しめました。
ハイハイの期間も5か月くらいはありましたかね。
おしゃべりは上手な方だったと思います。初めての単語は「わんわん」でした。
今では、ばーな(バナナ)、ブーブー(車)、でーしゃ(電車)などなど話せますよ。
あとは10か月くらいにベビーサインを学んだので、ごはん、お出かけ、おいしい、痛いなどサインを決めて毎日実践して教えました。
わりとすんなり覚えてくれたので教え甲斐がありました。
子供が一生懸命にサインをしてくれるのが可愛いんですよ。
言葉がうまく話せなくても意思疎通が出来るので子育てが楽しくなりました。
マンスリーフォトがおすすめ!

毎月の恒例行事として、生まれてから1歳になるまでマンスリーフォトをとりました。
毎回同じ構図、アイテム、距離で写真を撮るだけ。
とっても簡単です。お金もかからないですしね。
布で1、2、3と月ごとに形を作って隣に息子を寝かせて撮るスタイルで、大きさを比較するために人形も一緒に撮るようにしました。
息子の場合、5か月までは無表情でした。
写真を撮る状況になると固まるとゆうか、「無」なんですよ。緊張してたんでしょうかね。
6か月以降は笑ってくれるようになりました。
そのころになると息子の笑うポイントが分かってきたんですよね。
全力で笑わせてからパチリ。ケラケラ笑うので撮る側も楽しくなっちゃいました。
ただ寝返りをうてるようになった頃から写真を撮るのが難しくなりまして。
じっとしてくれないんですよ。人形は振り回しちゃうし。
月齢があがるにつれて撮るのが大変でしたが、思い出に残るいい写真がたくさん撮れました。
並べて見比べてみると成長が一目でわかります。
顔つきも変わってきたのが一目で分かるし、マンスリーフォトはおすすめですね。
出産して気づいたこと-親切な人が多い

子供と一緒に出掛けると、みんな優しなぁと感じることが多いんです。
(正直、産前までは、世間は冷たいイメージがあり、他人と話す機会なんてほとんどなかったので、余計にそう思うのかもしれないですが。)
家を出ると近所の人が話しかけてくれたり、公共機関を利用すると親切にしてくれる方が多く、本当にありがたいです。
特に年配の方は、孫を見るような目で優しく話しかけてくれる方が多いです。
スーツを着た男の人が「うちにも同じくらいの子供がいて」と席を譲ってくれたこともありました。
もちろんいい事ばかりではないのですが、思えば妊娠中も本当に親切にしてもらう機会が多く、色んな方にたくさん助けてもらったと感じてます。
自分が思っていた以上に世間の人々は親切な方が多いんですよね(上から目線ですいません)
それに気づけたことも子供に感謝したいです。
子供と一緒に出掛けるのはやはり大変で、ぐずったりしないか、大きな声をださないか、人の邪魔になっていないか、気を張っていることが多いんです。
そんな中親切にしてもらうとその優しさが沁みるんですよね。
こうゆう感情は旦那にも共有するようにしていて、子連れの大変さについて知ってもらうようにしています。(またしても上から目線ですいません)
やはり当事者になって分かることもありますし。
子どもがいて大変そうだなぁとか何か手伝えそうなことがあれば、気づけるようになりたいと思っています。
私もこれまでたくさんの方に助けてもらっているので、恩返しではないですけど、何か手助けできれば嬉しいです。
息子が1歳になった

息子との1年をふり返って、書き出してみると、大変なことが多かったですね(笑)
今では何年も前のように感じるほど、忘れてしまっていますが、怒涛の1年でした。
子育ては心底大変だと感じましたし、ママになってたった1年ですが、たくさん経験しました。
理由が分からず泣かれて、げんなりしたことももちろんありますし、育児から逃げ出したいと思ったこともあります。
人を育てることの責任や不安は、想像以上でした。
ですが、忘れさせてくれるほど、子どもって最強に可愛いんですよ。
「パパとママのところに生まれて来てくれてありがとうー」という気持ちでいっぱいです。
これからどんどん自我が出てきて、ワガママも言うだろうし、魔の2歳、イヤイヤ期も来ると思います。
今からドキドキしていますが、その一時の大変さもそのうち忘れてしまうんでしょうね。
成長は嬉しいですが、寂しい。
今のこの時間は今だけ。後悔しないように、大切に生きなければと改めて思いました。
長々と書きましたが、私の出産~子育て(1年)振り返りはこのあたりで。
書きたいことはまだあったので、気が向いたらまた書くかもしれません(^^)
とりあえず、気を引き締めて、また今日から母業と妻業を頑張りたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。