
ついついイライラして手が出そうになる瞬間も
この記事の目次
子育ては大変な物です。
特に、核家庭社会となった現代では、夫は朝仕事に出て帰りが遅く、日中は母子二人だけと言うママさんも多いと思います。

思わず手が出てしまった、手が出そうになったと言う経験は皆さん持ってるんではないでしょうか。
今回は、子育てでイライラした時にどういう感情でそうなったのか。その原因や対策を見ていきたいと思います。
又、最後には私が実践してるイライラを落ち着かせる必殺の奥義について、書いてみたいと思います。
子供にイライラしてしまうのは思い通りにいかないから

生まれたての赤ちゃんはもちろんのこと、愛する我が子が、ある程度成長するまでは手がかかります。
- 夜泣きで起こされ睡眠不足
- 離乳食を作っても食べてくれない
- ご飯をこぼす
- ぐずりが止まらない
- 寝かし付けしてもなかなか寝ない
こう言った部分が有名どころではないでしょうか。
実際、叩いてしまってその後自己嫌悪に陥ってしまったと言うママさんの大半は、上記の中で行動に移してしまったケースが非常に多いんです。
思わず手が出てしまったと皆さん口にします。
気持ちはすごくわかりますし、ママさんだって人間です。
一時の感情の爆発で、相手に何かしてしまうと言う行動は、生まれてきてから一度はあるはずです。
赤ちゃんと分かり合えないとイライラすることに

言い方を変えたら、その瞬間相手を思い通りにしたい、行動を促したかったのです。
子供同士でも、社会人同士でもある程度、相手を思いやる気持ちと言う物を皆無意識に持っています。
いわゆる社会性と言う物ですね。
怒る=その瞬間は相手を思いやるよりも、自分の気持ちを優先している事なんです。
これを、子育て中のママさんと我が子の関係に置き換えてみましょう。
長時間泣き続ける我が子に手が出てしまう、叩いてしまったと言う事象だけを見ると、その瞬間はママさんの思い通りにさせたい感情が爆発してしまっているのです。
ここ数日夜泣きが続き満足に寝れていない、忙しい中離乳食を作ったのにぐずって食べてくれない。
例でこの二つをピックアップしましたが、根底にあるのは、
- 疲れてるから寝たい
- 疲れてる時に作った食事を食べて欲しい
となります。
この様な感情を満たして、自分の思った通りに生活したいと思っていたところに、子供が意に介さず、結果そこにイライラしてしまうんです。
元々赤ちゃんは思い通りにならないものと考えましょう。自分が疲れて寝たい時も、ご飯をすんなり食べてほしい時も、うまくいかないものと考えておきましょう。
子供を叩くことはしつけでしょうか?

ニュースでも取り沙汰される内容ですが、虐待で逮捕された両親の弁には大体「しつけのためだった」と言う単語が含まれています。
では、叩くことはしつけなのでしょうか?
答えはノーです。
叩くことはしつけとは言えません。
一概には言えませんが、しつけと言う物は子供自身が「何が怒られる原因だったのか」「何が悪かったのか」を悟らせる事です。
人間には言葉もありますし、場合によっては書いて教えることだって可能です。
まだ成長途中の子供ですから、我々大人と同じレベルで理解できる事は不可能です。
これを念頭に置いておきましょう。
我が子に教育してあげることとは?
その上で、いけない事の分別を教えてあげるのがママさんやパパさんの役目です。
叩いてしつけと言うのは、その工程を大幅に省き、結果的に悪い事をしたと言う認識を持たせることは出来るかもしれませんが、プラスで悲しい気持ちや親への恐怖心も植え付けてしまう事になります。
俗にいうトラウマと言うやつですね。
この様な機会が多いと、子供が成長するにしたがって、自分の感情を上手く表現できなくなってしまいます。
赤ちゃんであればなおさらです。
生まれたばかりでは右も左も分かりません。
大人が当たり前と思っている事でも、彼らにはまだまだ未知の世界です。
それを、叩いてむりやり分からせようと言う方が無理があります。
愛する我が子は健康に、無事にすくすく育ってほしいですよね。
そのためにも、叩くと言う行為は非常にデメリットが多く、両者にとって何も生み出さない事なんです。
一度叩くとエスカレートしてしまう

人間はダメとされてる事に興味を持つ心理があります。
これは、大人にも言える事です。
ママさんになる前に、「小さい子供に手を上げるのはダメ」、「かっこ悪い」、「モラルに反する」と言う認識は持って大人になると思いますが、その上で叩いてしまうとその後どんどんエスカレートしていく傾向にあります。
これは、理由がどうであれ悪いと思っている事に手を染めたカタルシスを感じてしまっている事に起因します。
しかも、相手は何も言い返してこない幼い我が子です。
貴方を咎める人は周りにいません。
こうした状況が重なり、一度子供を叩いてしまうと、癖になりがちなんです。
とにかく手をあげないことが大事
0か100かと言う発想で言うと、いかなる理由があろうと叩かない選択肢をえらぶように常に心がけましょう。
叩くことがエスカレートしてしまうと、最悪の事態にも繋がりかねません。
一度でも、子供を叩いてしまってはダメだと思います。
この記事を読んでいる方の中に、過去に言う事を聞かない我が子に手を出してしまった経験があるのであれば、もう一度深く反省しましょう。
今後、後悔しなくて済むように改めて自分の感情について考えて見てください。
一度手を挙げてしまうと、その後エスカレートしていく傾向にありますので、感情をうまくコントロールして、暴力を振るわないようにしましょう!
なぜ一瞬で手が出てしまうのか

好き好んで我が子を叩きたい親はいませんよね。
頭の中では、叩きたくないと思ってるはずです。
けど、中には思わず手が出てしまう人がいるのも事実です。
これは、子供に対して「どうして理解してくれないのか」と言った感情や、「ダメ!!」と言う一瞬の感情を上手くコントロールできていないから起こる事です。
先にも書いた、思い通りにいかないからと言う点と繋がってきますが、要は一瞬の戸惑いやネガティブな感情に脳が追い付いていない瞬間なんです。
肉体的にも精神的にも疲労がたまっていると、こう言った感情のコントロールの不備は起きやすい物です。
日常生活の中で、慣れない子育てに奮闘していると、思った以上にストレスや疲れはたまると思います。
疲れていると感情も不安定になりがち
その結果、どこかでひずみが起きてしまいます。
この場合だと、一瞬の感情制御不能な状態が正にひずみとなります。
感情と言う物は非常に複雑な物で、ママさんになった瞬間からおももちが変わるわけではありません。
少しずつ長い時間をかけて、まさに子供が成長していくのと同じくママさんも感情が変わっていくモノなんです。
第一子誕生時から、いきなり完璧なママさんに慣れる人は存在しません。
こうして書くことは難しくないですが、なんとか一瞬の感情の爆発をコントロールできるように意識する必要があるんです。
一瞬で感情の起伏が沸点を超えてしまうのは、親の事情です。
しかし、子供や赤ちゃんも怒らせようと思ってやっているわけではありません。
彼らには彼らなりの、その瞬間の感情の動きがあると言う事を理解し、そこに合わせる寛容な気持ちを常に持つようにしましょう。
赤ちゃんにも事情があることを忘れないようにしましょう。一時の感情の爆発で手を挙げてしまうと、赤ちゃんがかわいそうです。
心に余裕を持つために忙しさと向き合ってみる

色々書いてきましたが、心に大きな余裕があれば大抵の事は気にならないはずです。
人間は本来その様に設計されています。
にもかかわらず、自身の感情がコントロールできないと言う事は、日々忙しさを感じていると思われます。
忙しいと言う漢字をよく見て欲しいのですが、
です。
昔の人も良く考えた物ですね。
夫を仕事に送り出した後も、家事が忙しい、あれもしなきゃ、これもしなきゃと言う状況はあまり良いとは言えないと言う事になります。
もちろん、各家庭の事情はありますしルールも存在しますから、こなさなきゃいけない事柄は多様だと思います。
とにかく育児を一つずつ楽しみましょう
私が提案したいのは、一つずつの事柄を楽しむと言う事です。
毎日行っている洗い物も、たまった洗濯を干すのも、改めて意味を見出してみてください。
個人でゲーム性を持たせるのもいいと思います。
私の場合、テトリス等のいわゆる落ちゲーをイメージして、一つずつ片付けていく行為そのものにやりがいを感じる様にしてました。
ゲームであれば、そのさなかに何かしら邪魔が入るのは当然でしょう。
何も障害が無くすんなりクリアできる物なら張り合いがないですからね。
子供がぐずったりして思い通りにいかないときは、「今日は負けかー」等と軽く受け止める様にしてました。
その結果、洗い物が片付かない日があっても良いと思います。
明日着る服以外洗濯槽に入ってる状態でもいいと思います。死ぬことはありませんから。
そこで、帰宅した夫に文句を言われるようであれば、感情の爆発は夫に向ける様にしましょう(笑)
なにより大事なものは、こころに余裕をもつことです。
普段重荷になっている家事や育児も、一つずつ楽しめるようにしましょう。
一旦感情をリセットする奥義「10カウント」

私が実践してる方法をご紹介します。
参考になればと思いますが、それは、イライラしそうになった時点で10秒数えると言うものです。
ポイントは10秒カウントに集中する事です。
この時間をたった10秒ととるか長いと取るかは人それぞれだと思いますが、不思議なもので人間10秒あれば別の考えが浮かんできます。
要は、怒りそうになる自分の感情から一度目をそらしてしまうと言う事ですね。
精神的に良いか悪いかはわかりかねますが、それでも我が子を叩くよりは数百倍マシだと思ってます。
私の場合、この手法のおかげで何とか手を出さずにやってこれました。
感情的には、皆さんが経験している様に、カッとなる瞬間は多々ありましたよ。
今思い返せば瀬戸際でなんとかなってきました。
この10秒数えると言う方法、子育て以外にも使える物で、元々教えてくれたのは学生時代にバイトをしていた飲食店の大将でした。
当時交際していた彼氏とよくケンカをしていた時期に、大将に愚痴った時に言われた事なんです。
「そんなに不満があるなら毎回10秒数えて我慢してみなよ」と言われたんです。
今となっては確かに良い対策法だなと思います。
職場での人間関係や、思わぬトラブル時などにも使えますよ!
子供が笑ってる顔を見るのが一番

今回は、子供に対して叩いてしまうと言う事にフォーカスしてみました。
出産を終えて一番自分が変わったなと思うのは、幼児虐待のニュースを見た時です。
以前より強くかわいそうと思いチャンネルを変えてしまう事もしばしば。
それと同時に、「自分もこの様なニュースにならないようにしないと」と言う謎の脅迫感も感じる様になりました。
我が子の姿が目に入ると、常にかわいいと感じます。
出来る事なら、このまま毎日平穏無事に大きく育って欲しいなーと思います。
どこかで道を誤りそうになったら口を出すと思いますし、自分の命を軽んじる行為をしたら手を出してしまうかもしれません。
けど、それ以外にの日常ではやっぱり優しく接してあげたいですね。
せっかく自分の元に生まれて来てくれたんですから、最大限守ってあげたいと思います。
毎日大変な瞬間もありますが、手がかかるのも今だけと思いながら子育てを楽しみたいと思います。